「錠前破り」と聞けば、一番先に頭に浮かぶのは「ピッキング」だ。
そのシリンダーに合った鍵ではなく、針金や特殊工具などを使って鍵を開ける手口だ。
このピッキング、どうやるものかと手法を調べてみると、情報はそこらに転がっているし、開錠までに数十秒だという手馴れた泥棒もいる。特に狙われやすいのは、集合住宅などでも利用されているシリンダー型のものだ。この鍵は普通の住宅にも使われている。防犯の専門家に言わせると「鍵がついているだけ。泥棒の目から見たらかかっていないのと同じで、防犯の意味はあまりない」という。
ピッキングによる侵入被害を防ぐには、ピッキング対策が施されたシリンダーに家の鍵を交換するか、鍵を増やすかということになる。どちらも絶対に破られないという確証はないが、かなりの時間、泥棒を足止めできる。また鍵が増えれば、単純に手間も増える。
最近では鍵が二つついている玄関ドアも増えてきた。
ピッキング対策鍵は、様々なパターンの商品が発売されている。どれも破られにくい使用になっていて、防犯性能も高い。気になる価格だが、だいたい交換工事費込みで1万円前後が相場のようだ。ただ合鍵は少々割高だ。最近では、ホームセンターなどでも合鍵を作ってくれる。いろんな柄物のキー本体などがあって楽しいのだが、防犯性能の観点からか、中にはそういう店舗では受け付けられない鍵もあるようだ。とはいえ、鍵を交換するだけで、玄関の安全度はぐんと上がる。
また中古住宅を購入した場合は、アパートと違って、鍵の交換をされていないことがほとんどだ。疑うわけではないが、前の持ち主がうっかり鍵を手元に残していることもあるし、それが何の手違いが悪いことを考えている人の手に渡ったら大変だ。
それを防ぐためにも、鍵の交換はしておきたい。
一万円前後の安心なら、検討してもよさそうだ。

6月 10th, 2013 | 防犯 | コメントは受け付けていません。

さて、どうして泥棒はガラスを狙うのだろうか。それはガラスが脆いからだ。しかし、ガラスは無理やり割れば大きな音がするのだが、彼ら泥棒は長年のノウハウというか、技術の進歩というか、私たちが思いつかないような大胆な手段で住宅を狙う。
ガラスを破る際に彼らが良く使う手法が「焼き破り」や「こじ破り」なのだそうで、防犯性能の高いものにつく「CPマーク」を取得している商品の性能試験では、のきなみ、これら「こじ破り」や「焼き破り」に一定時間耐えるかどうかが試験項目に入っている。
そんな「こじ破り」は、サッシ部分の溝にドライバーを差し込んで小さな穴を開け、直接鍵を開ける手法だ。焼き破りは、急激な温度変化に対して脆くなるガラスの特性を利用して、火であぶったり、水をかけたりしてガラスに穴を開ける。
どちらもごく普通にありふれた道具で破れる上、物をぶつけたり、叩いたりして割るわけではないので、大きな音も出ない。隣近所にもばれない。施錠をきちんとしていても、破られてしまうのだから、困ったことだ。これは一戸建ての話だが、集合住宅だと泥棒にとってはさらに侵入しやすい条件になっているようだ。
というのも、中層階あたりだと、一階などに比べてまず入られないだろうという油断があるせいか、ベランダの窓など施錠していないケースがあるという。侵入するにしても窓を破ったり、鍵を壊したりする手間がない。最近の統計を見ても、窓破りよりも無施錠でやられたケースが若干上回っている。我が家もアパート住まいのときに2階だと安心していたら、泥棒に入られ、帰宅して鉢合わせたことがある。
いくら防犯効果のあるガラスを入れても、無施錠では意味がない。大切な財産や家財道具を守るためにはガラスの防犯対策もそうだが、自分自身が防犯の意識を高めることも重要だ。

5月 19th, 2013 | 防犯 | コメントは受け付けていません。